サウナスーツの選び方で迷ったら、「気密性・保温性」「動きやすさ」「お手入れのしやすさ」の3つを軸に選ぶのが失敗しないコツです。
この記事では、素材や構造の違い、サイズ選びの注意点、洗濯機で洗えるかどうかに加えて、安全面や価格の目安、購入場所ごとの特徴まで、サイウナスーツ選びに必要なポイントを順番に解説します。
この記事の結論
- 選ぶときは「気密性・保温性」「動きやすさ(ストレッチ性・音)」「お手入れのしやすさ(洗濯機OKか)」の3つをチェックしましょう。
- サイズはインナーを着た状態で動きやすいものを。海外ブランドや格安品はサイズ表記に注意が必要です。
- 安さだけで選ばず、着脱のしやすさや安全面(前開き・反射材)も含めて判断するのがおすすめです。
サウナスーツは、スポーツブランドから格安の通販品まで、数えきれないほどの種類が販売されています。
見た目は似ていても、素材や作り、着心地、お手入れのしやすさは製品によって大きく異なります。
「安かったけど、すぐに破れた」「音がうるさくて外で着られない」「サイズが小さくて動きにくい」――こうした失敗を避けるために、この記事ではサウナスーツを選ぶときにチェックしたいポイントを、順番に詳しく解説します。
サウナスーツの選び方は目的で変わる?まず確認したいこと
結論:サウナスーツは「どこで・どんな運動に使うか」によって、重視すべきポイントが変わります。
まずは自分の目的をはっきりさせることが、失敗しない選び方の第一歩です。
たとえば屋外で使うなら、風を通しにくい表地と夜間の視認性が大切です。
一方でジムの室内で使うなら、周囲に迷惑をかけない静かさや、毎回洗えるかどうかのほうが満足度に直結します。
「とにかく汗をたくさんかきたい」という目的で、気密性だけを重視して選ぶのはおすすめしません。
汗の量と脂肪燃焼の量は比例せず、体への負担が大きくなるだけだからです(詳しくは[サウナスーツで痩せる?効果の真実])。
筆者としては、「汗の量=成果」と考えてしまうことが、サウナスーツ選びでいちばん多いつまずきだと感じています。
目的に合った“ちょうどいい”1着を選ぶほうが、結果的に長く続けやすくなるはずです。
チェックポイント1:素材と構造(気密性・保温性)

結論:発汗のしやすさは「表地の防風性」と「裏地の保温性」の組み合わせで決まります。
表地と裏地の「二層構造」
サウナスーツの発汗効果を左右するのは、素材と構造です。
多くの製品は、次のような二層構造になっています。
- 表地:風を通しにくいナイロンやポリエステル
- 裏地:熱を閉じ込めるためのコーティング(PVC、PUなど)やシルバーコーティング
おすすめ記事などでも、保温性の高い裏地と、防風性に優れた表地の組み合わせが、発汗効果を高めるポイントとして紹介されています。
つまり、表地だけ、裏地だけを見ても製品の性格は分かりません。
商品ページでは「表地」「裏地」それぞれの素材表記を確認するクセをつけておくと、比較がぐっと楽になります。
素材ごとの特徴
表を見ると分かるように、「気密性の高さ」と「動きやすさ・静かさ」はトレードオフの関係になりやすい傾向があります。
どちらを優先するかは、先ほど確認した使用目的によって決めるのが合理的です。
首元・袖口・裾の絞り
気密性を高めるために、首元や袖口、裾をゴムやリブ、ドローコードで絞れる作りになっている製品が多くあります。
隙間が少ないほど熱はこもりますが、そのぶん体温も上がりやすくなります。
初心者は、気密性が高すぎないものから始めるのも一つの考え方です。
ドローコードで調整できるタイプなら、暑いときは緩め、寒い日は締めるといった使い分けができるので、季節をまたいで使いたい人にも向いています。
チェックポイント2:動きやすさと着心地
結論:運動の妨げにならないストレッチ性と、周囲を気にせず着られる静かさが、満足度を大きく左右します。
ストレッチ性
運動中に体の動きを妨げないかどうかは、とても重要なポイントです。
腕を回したり、しゃがんだりしたときに突っ張らないか、レビューなどで確認しましょう。
ストレッチ素材を使った製品は、筋トレやヨガなど、動きの大きい運動にも向いています。
シャカシャカ音
昔ながらのサウナスーツは、動くたびに「シャカシャカ」と大きな音がしました。
ジムや夜の住宅街では、この音が気になるという人も多いでしょう。
最近は、音が出にくい素材を使った製品も増えています。
音の大きさは商品説明だけでは分かりにくいので、レビューで「静か」「音が気になる」といった言葉を探してみるのがおすすめです。
着脱のしやすさ
- プルオーバー(かぶり)型:隙間ができにくく気密性が高い。ただし、汗で濡れると脱ぎにくい
- フルジップ(前開き)型:着脱がしやすく、暑くなったときにすぐ開けられる
安全面を考えると、体が熱くなりすぎたときにすぐ開けられるフルジップ型は、初心者に特におすすめです。
個人的には、この「すぐ開けられるかどうか」は、気密性以上に重視してよい項目だと考えています。
体調の変化に気づいたとき、一瞬で熱を逃がせる構造は、それだけで安心材料になるからです。
フードの有無
フード付きの製品は、頭部からの熱の放出も抑えるため、より汗をかきやすくなります。
ただし、そのぶん体温も上がりやすいので、使うときは注意しましょう。
フードは「付いているから必ずかぶる」ものではなく、寒い日の屋外など、必要なときだけ使う付属品と考えると扱いやすくなります。
チェックポイント3:サイズの選び方

結論:サイズは「インナーを着た状態で動きやすいか」を基準に選び、海外製・格安品は必ずサイズ表を確認します。
インナーを着た状態で選ぶ
サウナスーツは、下に吸汗速乾性のインナーを着るのが基本です(詳しくは[サウナスーツの正しい使い方])。
サイズは、インナーを着た状態で動きやすいものを選びましょう。
冬場に厚手のインナーを重ねる予定がある人は、そのぶんのゆとりも想定しておくと安心です。
「小さめ」に作られている製品に注意
通販のレビューを見ると、「表示サイズより小さかった」「2〜3サイズ上を選んでちょうどよかった」といった声も見られます。
特に海外製の格安品は、サイズ表記が日本の基準と異なることがあるため、購入前に必ずサイズ表(身長・胸囲・ウエストなど)を確認しましょう。
手持ちの動きやすいジャージなどを実際に測り、サイズ表の数値と比べる方法も、通販での失敗を減らすのに役立ちます。
大きすぎても効果が落ちる
逆に、大きすぎるサイズを選ぶと、体との間に隙間ができて熱が逃げやすくなります。
動きにくさや、裾を踏んで転ぶ危険もあるため、適度にゆとりのあるサイズを選びましょう。
「小さすぎても、大きすぎてもダメ」という点が、サウナスーツのサイズ選びの難しさです。
メンズ・レディース・ユニセックス
最近は、女性の体型に合わせたシルエットのレディースモデルも増えています。
ユニセックスモデルに比べて、シルエットがすっきり見えるものが多く、スポーツブラが付いたセット商品もあります。
体型に合ったものを選ぶと、動きやすさも見た目も満足しやすくなるでしょう。
チェックポイント4:お手入れのしやすさ(洗濯機OKか)
結論:毎回洗いたい人は「洗濯機対応」と明記された製品を選ぶのが、清潔さと手間の両面で有利です。
「手洗いのみ」か「洗濯機OK」か
サウナスーツは汗を大量に吸うため、清潔に保てるかどうかは重要なポイントです。
従来のサウナスーツは裏地のコーティングが傷みやすいため、手洗いが基本でした。
現在は、家庭の洗濯機で洗える製品も増えています。
毎回洗いたい人や、お手入れの手間を減らしたい人は、洗濯機対応の製品を選ぶとよいでしょう。
洗濯表示は商品ページに載っていないこともあるため、気になる場合は購入前にショップやメーカーへ確認するのが確実です。
抗菌・防臭機能
汗のにおいが気になる人は、抗菌・防臭加工が施された製品や、わき・股などのにおいが気になる部位に消臭テープを使った製品を選ぶのも一つの方法です。
ただし、「細菌の増殖を抑える」といった表示は、あくまでメーカーの説明であることを理解しておきましょう。
加工があっても、汗をかいたまま放置すればにおいの原因になります。機能に頼りきらず、使ったら早めに洗う・干す習慣が大切です。
洗い方の詳細は[サウナスーツの洗濯方法]で解説しています。
チェックポイント5:安全面の機能
結論:屋外で使うなら反射材とポケット、体調管理の面では前開き構造が重要です。
反射材
夜や早朝に屋外で使う場合は、反射材(リフレクター)が付いている製品を選ぶと安全です。
付いていない場合は、反射ベルトなどを別に用意しましょう。
サウナスーツは黒や紺など暗い色の製品も多いため、夜道では想像以上に目立ちにくい点に注意が必要です。
ポケット
スマートフォンや鍵を入れられるポケットがあると、屋外での運動に便利です。
万が一のときに連絡が取れるよう、スマートフォンを持って運動することをおすすめします。
ファスナー付きのポケットなら、走っている途中で中身が落ちる心配も減らせます。
体調面への配慮も「選び方」の一部
サウナスーツは熱を閉じ込める性質上、使い方によっては体に負担がかかります。
選ぶ段階から「暑くなったらすぐ逃がせるか」「水分補給の休憩をとりやすい運動に使うか」を意識しておくと、安全に使い続けやすくなります。
気温や湿度の高い時期は特に注意し、体調に不安がある人は使用前に医師へ相談するようにしましょう。
チェックポイント6:価格の目安
結論:価格帯ごとに品質や耐久性の傾向が異なるため、使用頻度に合わせて選ぶのが賢い方法です。
サウナスーツの価格は、ブランドや素材、機能によって大きく異なります。
一般的には次のような傾向があります。
以前は「高くても1万円前後」と紹介されることが多かったサウナスーツですが、現在はスポーツブランドの上下セットで1万円を超える製品もあります。
たとえば、ランキング記事ではミズノのサウナスーツに参考価格11,440円の製品が掲載されています。
ただし価格やセール、ポイントは時期によって変動するため、購入時は各通販サイトや公式ストアで最新情報を確認してください。
安すぎる製品は、すぐに破れたり、縫い目から熱が逃げたりすることもあります。
使用頻度が高い人は、ある程度品質の確かな製品を選ぶほうが、結果的にコスパがよくなることもあるでしょう。
筆者の考えとしては、「週に1回程度、まず試してみたい」なら低〜中価格帯、「ほぼ毎日使う」「格闘技の減量期などで酷使する」なら中〜高価格帯、という目安で考えると判断しやすいと思います。
どこで買う?購入場所ごとの特徴

結論:サイズ感を確かめたいなら実店舗、種類と価格で選びたいなら通販がおすすめです。
サウナスーツは、さまざまな場所で購入できます。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分に合った買い方を選びましょう。
スポーツ用品店
実際に試着できるのが最大のメリットです。
サイズ感や生地の厚さ、動いたときの音などを、その場で確かめられます。
店員さんに相談できるのも心強いポイントです。
一方で、取り扱っている製品の種類は店舗によって限られることがあります。
大手通販サイト(Amazon・楽天市場など)
品ぞろえが豊富で、価格の比較もしやすいのがメリットです。
レビューを参考にできるため、サイズ感や着心地の傾向をつかみやすいでしょう。
ただし、試着ができないため、サイズ選びには注意が必要です。
返品・交換の条件も購入前に確認しておきましょう。
ブランドの公式オンラインストア
正規品を確実に購入でき、詳しいサイズ表や素材の情報が掲載されていることが多いのがメリットです。
セールや会員特典がある場合もあります。
格闘技用品の専門店
ボクシングや総合格闘技向けの本格的なモデルを探したい人に向いています。
トレーニングでの使い方に詳しいスタッフがいることもあります。
レビューを読むときのポイント
通販で購入する場合は、レビューの読み方も大切です。
- 自分と身長・体重が近い人のサイズ感を参考にする
- 「汗がすごい」という感想だけでなく、耐久性や縫製についての声を確認する
- 極端に評価が高い・低いレビューは、内容をよく読んで判断する
さらに、「購入直後の感想」より「数か月使ってからの感想」のほうが、耐久性や洗濯後の状態を知るうえで参考になります。
レビューを投稿日の古い順にも眺めてみると、長期使用の声が見つかりやすいでしょう。
初心者はどれを優先すべき?筆者が考える選び方の優先順位
結論:初心者は「安全に脱げる → サイズが合う → 洗いやすい → 気密性」の順に優先するのがおすすめです。
ここまで6つのチェックポイントを紹介してきましたが、すべてを満たす製品を探すのは簡単ではありません。
そこで、初めてサウナスーツを買う人向けに、筆者なりの優先順位を整理しておきます。
1. フルジップなど、すぐに熱を逃がせる構造か
2. インナーを着たうえで動きやすいサイズか
3. 洗濯機で洗えるなど、お手入れが続けられるか
4. 目的に合った気密性・保温性か
5. 音の静かさ・デザイン・価格
多くの人が「どれだけ汗をかけるか」を最初に見がちですが、筆者としては気密性は4番目で十分だと考えています。
理由はシンプルで、サウナスーツは“続けて使ってこそ”意味がある道具だからです。
脱ぎにくい、きつい、洗うのが面倒――こうした小さなストレスが積み重なると、結局タンスにしまったままになってしまいます。
逆に、安全面と使いやすさを押さえた1着なら、運動習慣そのものを支えてくれる心強い相棒になるはずです。
選ぶときのチェックリスト
最後に、購入前に確認したいポイントをチェックリストにまとめます。
- 使う目的(屋外・ジム・格闘技・普段着)がはっきりしている
- 表地・裏地の素材と、気密性の高さを確認した
- ストレッチ性や音の大きさをレビューで確認した
- 前開き(フルジップ)かどうか確認した
- インナーを着た状態でのサイズを考えて選んだ
- サイズ表を確認した(特に海外製・格安品)
- 洗濯機で洗えるか、手洗いのみか確認した
- 夜に使う場合、反射材があるか確認した
- 価格と品質のバランスに納得している
すべてにチェックが入れば、大きな失敗はかなり防げるはずです。
迷ったときは、このリストに戻って一つずつ確認してみてください。
まとめ
サウナスーツは、「気密性・保温性」「動きやすさ」「お手入れのしやすさ」の3つを軸に選ぶと失敗しにくくなります。
サイズはインナーを着た状態で考え、海外製や格安品はサイズ表を必ず確認しましょう。
また、前開きで着脱しやすいものや、反射材付きのものなど、安全面にも配慮した製品を選ぶことが大切です。
初心者は「汗の量」よりも「安全に・快適に続けられるか」を優先すると、満足度の高い1着に出会いやすくなります。
具体的なブランドや製品の比較は[サウナスーツおすすめブランド比較]で紹介しています。
よくある質問
サウナスーツは洗濯機で洗えますか?
製品によって異なります。従来は手洗いが基本でしたが、最近は洗濯機対応の製品も増えています。購入前に洗濯表示や商品説明を確認しましょう。
サウナスーツのサイズはどう選べばいいですか?
インナーを着た状態で動きやすいサイズが基本です。海外製や格安品は小さめの場合があるため、身長・胸囲・ウエストなどのサイズ表を必ず確認してください。
初心者におすすめのサウナスーツのタイプは?
暑くなったときにすぐ開けられるフルジップ(前開き)型がおすすめです。気密性が高すぎないものから始めると、体への負担も抑えやすくなります。